素質論

素質論は動物占いの原点

素質論とは、目に見えない「心的傾向性を生年月日で統計化した人間関係論」で、 生年月日統計学とも呼ばれます。

ご存知の方も多いかと思いますが、10年ほど前に一般的に流行した 「動物占い」の基となったものでもあります。

生年月日から割りだれた「CAN CODE(キャンコード)」と呼ばれるツールを用いて その人の心的傾向性を読み解いていくことが出来ます。

このCAN CODEは、組織的に収集された１００万枚を遥かに超える枚数のカルテを客観的な視点で分析し、 ８０％以上の精度が保たれるものを生年月日統計学データとして採用しています。

素質論も帝王学

みなさんは、「帝王学」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？ 帝王学とは、人の上に立つものが組織をいかによりよく運営するかといったことの学問体系です。

素質論はこの帝王学に由来しており、元々経営者を対象とした経営や人事戦略術として活用されていましたが、 動物占いをきっかけに世に広まりました。

素質論は中国を発祥としており、そこから枝分かれしたものが動物占いといわれています。

動物占いよりも素質論のほうがより正確にその人の心的傾向を捉えることが出来るのが特徴です。

生年月日から割りだされたCAN CODEは3桁の数字(深く学ぶとアルファベットも加わります)で 表され、その人の「素質」となります。

数字のCAN CODEは全部で12種類あり、それらを4種類ずつ3分類することができます。
この3分類の事を「素質ベクトル」と呼び、心的傾向にそれぞれ特徴があります。

※下記に示す素質ベクトル、CAN CODEの紹介では、わかりやすいよう、それぞれに動物占いとも対応させています。
()内が動物占いに対応するものです。


【素質ベクトル】

ベクトルH (Human=人間性)
なるべく人と対立や競争をせず、周りと仲良くしていきたいタイプ
(月グループ)
０１２（黒ひょう）
０２５（ひつじ）
７８９（たぬき）
１０８（こじか）



ベクトルE (Economy=経済性、実利性)
誰にも邪魔されずに、自分のペースで好きなことをできる世界を築きたいタイプ
(地球グループ)
９１９（猿）
００１（狼）
５５５（虎）
１２５（子守熊）



ベクトルA (Authority=権威、権力)
周りから一目置かれるスケールやステータスを手に入れ、いつも元気に輝いていたいタイプ
(太陽グループ)
８８８（チーター）
１００（ライオン）
０００（ペガサス）
０２４（ゾウ）


というような具合です。

それぞれのベクトルを、ある物事に取り組んだときの頑張り方を表すと 次のようになります。


ベクトルH =みんなと一緒にがんばる。

ベクトルE =自分の力で、1人で一生懸命がんばる。

ベクトルA =1人で陰ながら頑張る。


それぞれの特徴がわかりやすいかと思います。


次は、CAN CODE自体の性質を紹介させていただこうと思います。

CAN CODEそれぞれは3桁ですが、 人は3つのCAN CODE、つまり9桁のCAN CODEから成り立っています。

たとえば、０２４−９１９−７８９　といったように表されます。

この3つのCAN CODEの並び順には意味があり、左のCAN CODE、024は 「最も素直になっている、素の自分」を表す、主軸となるCAN CODEです。

真ん中の2番目、919は「対人関係で出やすい性質」を表します。
初対面の人と接するときなどに現れやすいといえます。

そして最後、右の3番目、789は「特に集中している時や追い詰められた時に出る性質」 です。
そのため、普段の状態ではわかりづらいことが多いです。


素質論をもっと深く学んでいくと、9桁のCAN CODE以外にも、様々な角度からその人の 性質を読み解くことが出来るのですが、ここでは割愛させていただきます。



以上に紹介させていただいたものが素質論の基本的な知識です。

素質論を活用し、より良いコミュニケーションを取り、 より良い人間関係を築いていきたいですね。